ききわけのいい子はなぜ育つ?

ききわけのいい子はなぜ育つ?

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でも、おびえることはありません。
お母さんの「言うことをきく」子どもを育てることは、正しい形で行なわれるのなら、決して悪いことではないからです。

たしかに、「しつけ」のやりかたを取り違えると、前述のように、しつけのつもりがただの「押さえつけ」になりかねません。

子どもは表面的には親の「言うことをきく」のですが、心から納得してはいないからで、こんな場合の「しつけ」は「押しつけ」です。
ほんとうの意味で子どもが親の「言うことをきく」のは、子どもが親の言うことに納得し、結果としてそれが親への「信頼」につながる場合です。

ついこの間、子育て講座の受講生のひとりから、こんなうれしいお電話がありました。
「子どものお菓子はいつも行きつけのパン専門店で買っているのですが、この間、最初に寄ったスーパーで、息子(満二歳)がそこで目についたお菓子をとても欲しがったので、『いまこれを買ってしまうと、○○屋に行ったとき、あなたのお菓子は買えなくなるよ、それでいいのね』と言いました。そうしたら、それでいいと言うので買ってやったのです。
ところがそのあとパン屋に寄ると、息子はいつも買うお菓子を見つけ、またまた『これ買って』と言い出したのです。
私は息子の目の高さまでしゃがんで『さっき約束したでしょう、スーパーでお菓子を買えば、ここではもう買わないって。だから今日はこれは買わないよ。
これが欲しかったら、今度きたときに買おうね』と。そうしたら息子はすぐ『ウン、わかった』と納得したのです。
そうしたらそのとき、そばにいたお年寄りが『まあー、いまどきこんなききわけのいい子、見たことがないですよ。どうしてこんなにふうに育てられたんですか』と話しかけてこられたのです。

子どものききわけのよさは、私にとっては当然だったのですが、このときつくづく、子育て講座を受けていてよかったんだ!と思いました」たしかにこんなとき、ふつうのお母さんならどうするでしょうか?

「イヤーね、さっき買ったじゃないのー」とうるさそうに言う。
子どもは「でもこれも欲しいよー、ね、いいでしょ。ひとつだけ、ねえ」とねだるでしょう。
そしてお騨母さんは「しょうがないわねえ」とぶつぶつ言いながら、「たかがお菓子一個、まあいいか」と買ってしまうことがほとんどではないでしょうか。

<参考サイト> 普段の基本的な生活習慣が大切です